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新潟市西区青山,腐食部分を貼り替えずに失敗

2020年3月22日 今建ブログ

新潟市西区青山、後悔の残る過去の施工と反省

私たち今泉建装も長年リフォーム工事をしている間には、何回かの失敗もして参りました。

例えば、新潟市西区青山、A様築11年のご自宅のケース。
外装見積もりのご依頼を受け早速現地で外壁診断をしました。

お話を伺ったとき、まだ築11年と言うことをお聞きし、また見せて頂いた限り腐食も少なかったので、「少なかった腐食」部分は張替えをせず、下地処理を行った後、外装を塗装で仕上げました。

ところが約4年後、「海側面の外壁が傷みだしている」とお客様よりご連絡をいただきました。

早速、ご自宅にお伺いして外壁を見てみると、確かにまだ4年だというのに海側に面した外壁が残念なことに・・・。

私たちは、2名で2日間かけて腐食部分を再度の手直しをいたしました。

なお、この2日間の費用は私たちが全額負担しました。お客様からは、材料費だけでも請求してくれと申し出がありましたが、自分たちが逆の立場だったら・・・、と考えるととても請求する気にはなりませんでした。これは私たちにとっても痛い経験です。

お見積のとき、現地「新潟市西区青山」という海岸に近い環境ということも考慮した、2つ目の「一部張替えをするご提案」をしていれば・・・、あるいは結果は違っていたはず!と悔やまれて仕方ありませんでした。

こちらのお宅のその後ですが、さらに数年後に外装をすべて張り替えることとなりました。

もちろん、見積当初の状態では、お客様へのご提案「下地処理後塗装」という手順に間違いはなかったと思っていますが、ここでの誤算は、ご自宅の立地条件をあまく見すぎていたことです。

自然が与える外壁への影響は私たちの想像以上だったのです。

後から痛感する結果となったこのケースの場合、2つ目のご提案として、「サイディングに腐食がある場合一部張替え」を盛り込んだお見積を行って、これについてきちんと説明をしておけば、それについてのお客様の知識や判断材料にもなったはずです。

このケースでは、お客様には誠に申し訳ない結果になってしまいました。

私たちは、この施工を大きな教訓として、その後、サイディングに腐食がある場合一部張替えをお勧めしています。また、屋根や霧除けには塩害に強いカラーステンも合わせてお勧めしております。

もちろん、一部張替えをした場合は当初予定されていたご予算を上回るかもしれません。でもそのとき多少予算がかかっても、こうする事により結果的に外装にかかる維持費の節約となり、また、お客様の大切な住まいを少しでも長持ちさせ、美観も保てると考えております。

今泉建装は、このケースのような失敗や反省から多くの教訓を得て、今日に至っています。私たちは、長い目でみて、お客様にとってベストな選択となるご提案を第一に考えております。