高圧洗浄について

2017年12月13日 塗替え豆知識

外壁塗装を行う前に、必ず行うのがこの高圧洗浄です。

何十年かけて溜まった汚れやコケ、カビなどを

強い水の圧力で一気に洗い流していきます。

外壁材と塗料の密着度が、

この高圧洗浄をやるかやらないかで大きく変わってきます。

また、サッシまわりなど、タイルの階段、カーポートの屋根部分も

高圧洗浄で洗っただけで、すごくキレイになりますので

外壁と一緒に洗ってあげると良いと思います。

高圧洗浄を行う前に

高圧洗浄を行う際は、必ず施工主様にはもちろん、

ご近所の方に前もって挨拶状などでお知らせしていきます。

高圧洗浄の時に、

「洗濯物が干されていたり」、「窓が開いていたいり」した場合は

基本的には、高圧洗浄ができないためです。

足場のメッシュシート（養生シート）がありますが

風などの影響で細心の注意を払っていても、

水や汚れが、飛散してしまうことがあるためです。

洗濯物は汚れて、窓から汚れた水が入り込んでしまいます。

その為、雨天時を狙って高圧洗浄を行う場合もあります。

高圧洗浄の作業中に、少しでもご近隣への配慮が減るためです。

当日は、改めて洗濯物を干されていないかの確認と、

車などにもしっかりと養生をします。

高圧洗浄の作業の流れ

高圧洗浄中は、エンジン音が出ます。

エンジン式は圧量が強く、コケや汚れが綺麗に洗い流すことが出来ます。

作業中はエンジン音がすごいと思いますが、すごい効果を発揮します。

屋根塗装も行う場合には、屋根から高圧洗浄を行っていきます。

上から水洗いを行い、下に汚れをどんどん落としていくイメージです。

屋根の次は、外壁を上から下に念入りに洗っていきます。

最後に、下に溜まった汚れを、キレイに洗い流していきます。

高圧洗浄での注意点

手抜き業者の場合

外壁の洗浄をしっかりと行った場合には、大きさにもよりますが

4～6時間くらいかかるのが普通です。

その高圧洗浄を、2～3時間で終わらせてしまう業者は、

念入りに汚れを落とさずに、さっさと洗い流しただけの可能性も

あるので注意が必要です。

外壁材の劣化・雨漏りしている場合

外壁材の表面が剥離している場合など、劣化状況によって

高圧洗浄を行わない方が良い場合もあります。

圧力を調整することもできますが、

表面がボロボロと剥がれてくることがあります。

また、雨漏りしている場合などには基本的に水漏れが悪化してしまうので

高圧洗浄は避けた方が良いです。

高圧洗浄の効果

高圧洗浄の効果について、

効果の出方がわかりやすい屋根の事例でご紹介します。

施工事例

築20年目で、屋根材に汚れやコケが染みついています。

カッパを着て、水洗いを行います。

2人作業で一人が洗い、一人がホースを持って

高圧洗浄を行うと効率よく作業が進みます。

高圧洗浄後、付着していた汚れが一掃されて、白くキレイになります。

一昔前は、高圧洗浄機の性能も低くこのレベルまで、

汚れを落とすのに2倍以上の時間を要していましたが、

現在では機械も進化して作業効率も上がっています。

高圧洗浄の費用相場

高圧洗浄の作業は、半日～1日作業の作業手間賃として、

15000円～35000円位が相場です。

建物が大きく2日以上かかる場合は、この倍の費用がかかります。

また、施工主様の水道をお借りしての作業となるため

別途水道代がかかります。

まとめ

高圧洗浄を行うことによって、

溜まった汚れやコケをしっかりと洗い流すことによって

良い外壁塗装工事ができます。

丁寧で、良い業者は高圧洗浄には絶対に手を抜きません。

その後の仕上がりに影響してくるからです。

また、バイオ洗浄という、液体を混ぜて洗浄することもありますが、

あまり効果を期待できないのでおススメはしてません。

最近の高圧洗浄機は性能が良いので十分であると思います。

外壁塗装を依頼する際には、高圧洗浄の内容もしっかりと

検討材料にいれていきましょう

なお今泉建装では高圧洗浄のみの工事も行いますので

お気軽にご連絡下さい。